構造について
-
夜景・眺望がよい
タワーマンションは、周囲に視界を遮る建物がないため、夜景・眺望がよいのが最大の特徴です。 湾岸の風景や遠くの山並み、都会の摩天楼を見下ろす生活は、ちょっとしたセレブ気分が味わえます。
また、タワーマンションの場合、近くに建物が迫っていないため、採光がよいという大きなメリットもあります。
一見、日当たりが悪いと敬遠されがちな北向き住戸でも、高層階であれば360度の採光で、明るく柔らかい日差しが得られ、方角のデメリットを感じさせない(北向きでも明るい)でしょう。 -
地震に強い
タワーマンションは、高層の構造となっているため、地震への対策が絶対必要です。
近年では、建物の各階に制震ダンパーと呼ばれる鋼材を使用し、地震エネルギーを吸収して被害を小さくする制震構造を採用するタワーマンションが増えています。
その為、従来の低層マンションなどよりも地震に強いといわれています。
集合住宅は、ひとたび被災すると復旧工事が大変ですが、地震に強いタワーマンションなら安心して生活できます。 -
ゆとりのある敷地
タワーマンションのほとんどが、総合設計制度を利用して建てています。
総合設計制度とは、敷地の一部を公開空地として一般に開放することで、通常の容積率や高さ制限などの規制を緩和することができる制度です。
そのため、建物が密集しがちな市街地であっても、隣の建物との間にゆとりができ、敷地内に樹木が植えられたり、ベンチが置いてあったりと余裕が生まれるのです。
共用施設・セキュリティ編
-
共用施設が充実
大規模マンションのスケールメリットで、共用施設やサービスが充実しているのが、タワーマンションの特長のひとつです。
エントランスやエレベーターゾーンはもちろんのこと、最近では屋上庭園、空中庭園、キッズルーム、ゲストルーム(来訪客用宿泊室)、シアタールーム、ラウンジなども充実し、利便性・快適性をより高めています。
建物内は、内廊下となっているタワーマンションが多く、ホテル感を漂わせるつくりになっていることも少なくありません。
内廊下の建物は、風雨にさらされることがなく、メンテナンスが行き届きやすいという利点もあります。 -
防犯面で安心感
タワーや大規模マンションは、住戸数が多く、敷地も広いため、24時間有人管理をしているケースが多いです。
警備員が定期的に巡回するほか、防犯カメラの設置台数も多く、マンション内の管理員室や防災センターなどで常時監視しているタワーマンションが多いので、安心感があります。 -
手厚い防災対策
タワーマンションは、通常より厳しい耐震基準をクリアすることが求められています。
大きな地震の際も、建物への損傷を最小限に抑え、補修コストをできるだけ抑えるため、免震構造や制振構造を取り入れるタワーマンションが多く見られます。
また、災害が起きた時のための、備蓄倉庫や簡易トイレといった防災設備を導入するマンションが増えてきています。高さ60m以上の超高層建築物は、通常の建築基準法に基づく建築確認ではなく、より厳しい審査が行われる国土交通省の大臣認定を受ける必要があります。
また、自家発電装置の付いた非常用エレベーターや中央管理室が、20階建て以上のタワーマンションには必ずといっていいほど設置されています。
消防設備を監視する防災センターが併設されているタワーマンションも多く、通常のマンションに比べて手厚い防災対策が講じられています。